オーナー 阪口知沙


オーナー 阪口知沙

幼い頃から犬が大好きで、その愛情は他の何にも代えがたいものでした。初めて飼育した犬はロングヘアード・ミニチュア・ダックスフンドで、とても賢く、私の心に深い印象を残してくれました。それから時が経ち、動物病院で勤務する機会を得た際、毎日が楽しく、動物に関わる仕事こそ自分に向いているのではないかと考えるようになりました。そこで「独立できる仕事とは何か」を模索し、グルーミングスクールへの入学を決意しました。

スクールでの学びの中で、私にとって大切な師匠との出会いがありました。その方から、犬の本質や生態、犬と人間の歴史、グルーミングの重要性、そして血統やスタンダードの意義を教わり、学べば学ぶほどその深さに魅了されていきました。

一方で現在の日本には、悪徳繁殖業者や名ばかりのブリーダーが存在し、その影響で犬本来の性質や性格、骨格、被毛、色素といった「犬種性」が損なわれている犬たちも多く見受けられます。そういった犬たちをグルーミングやトリミングによって整え、少しでも本来の姿に近づけることは、まさに応用力が求められる作業です。そのためには、基本をしっかり学び、揺るがない信念を持つことが欠かせません。

この基本は、スタンダードに近い犬を通じて学ぶことで培われます。私はドッグショーにオーナーハンドラーとして参加し、自身で飼育しているホワイトのミニチュア・プードルを出陳する中で、多くの経験を積み、技術を向上させています。このように得た「基本」が、ペットトリミングには欠かせないものと確信しています。

また、オーナー様向けに「ご自宅でできるグルーミング方法」や「犬についての基礎知識」などをテーマにしたセミナーも企画中です。ぜひお気軽にご参加くださいませ。

これからも学び続け、より精度の高いグルーミング・トリミングを提供し、オーナー様にご満足いただけるよう努力してまいります。
当サロン「Raffine(ラフィネ)」をどうぞよろしくお願いいたします。